『いただきます』と『ご馳走様でした』 ①
- 2025年6月25日
- 読了時間: 3分
更新日:2025年6月26日
『毎日履いている革靴』これはなにでどうやって出来ているのか?
主たる材料はもちろん、革ですね。
じゃあその革は何で出来ているの?
それは皮。そう、動物の皮です。
私達は靴の素材をもっと深く理解して、靴創りをして、これをお客様に伝え届けて行きたい。
今回は、その「革」を頂いている革メーカー(タンナー)さんに表敬訪問し、作業の体験、そして「原料(原皮)」の仕入に同行をさせて頂いた。
しかも、
ジビエ(狩猟で得た野生の肉)の皮、これを扱っておられる猟師さんに会いに行ったのです。
まずその猟師さん、どんなお方なのか?
中川修さん、御年85歳、地元の社会福祉協議会やふるさと推進や老人会等数々の会長を歴任されており、町会議員さんも長年されていたという地元の名士であります。
初めは、乳牛の飼育をされていたらしいですが、こんにゃくの生産、さらに肉牛の飼育も始め、酪農の幅を広げていっておったところ、近年鹿や猪が大量に増えて地域の農被害が多くなり、害獣として捕獲された動物を、大切に生かすことができないかと、食肉加工販売業も始めたとのこと。
加えて、畑には様々な種類の野菜の栽培や、裏山に桜を植えて公園造りも始めており、精力的に様々なことをされており、生きる力が凄すぎて驚くばかりでした、、、

これまで生きてこられた数々のエピソードを興味深く聞いていると、どなたかの軽トラックが、、
荷台を見ると、鹿が縄に縛られて横たわっているではないか。

運んで来られた猟師さんと中川さんで、暴れる鹿をおとなしくさせ、牧場へとの運びだったが負傷と暑さで息絶え、すぐに解体室へ、


生き物を得て、食す。
人間の営みとして、普通で当然のことだけど、普段は捌かれた後の肉を店で買っている私は実感が本当に薄くなっていると感じた。
これは、野生だからとか家畜だからとかではなく、生き物を食していると言うこと。


この肉をジビエ肉としてレストランなどで調理され、皆さん美味しく頂く訳です。
当日は、本当有難いことに、中川さん夫妻が、丼ぶりを私達にふるまってくれました。

お漬けものと柚子ジュースも一緒に頂き、
有り難みも加わり、本当に美味しかった。
『いただきます』
動物・植物の命をいただいて、自分の命を繋いでいると言う感謝の気持ち。
食事が出来ることは当たり前じゃないと言うこと。
さて、私達の仕事は、この『肉』ではなく、『皮』を使わせて戴くのだ。
肉を取った皮をまず一定期間保管するため、塩を塗して天日干しにする。
いわゆる干物状態にする。






さて、
皮を頂いて姫路の鞣し工場へ戻ります!
つづく。

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